就職・転職

歯科衛生士が教える!⇒転職・求人募集広告のチェック方法と歯科医院の選び方・ポイント!

ゆり
ゆり
産休中の歯科衛生士です。歯科衛生士が就職・転職するときのお話です。

なんらかの理由で転職をしなければならない場合、皆さんなら何を基準に転職先の歯科医院を選びますか?

院長先生、スタッフの間の人間関係、給料、通勤時間と…

こだわり始めると、全ての希望条件が揃っている歯科医院を見つけるのは難しいですよね(^^;

ほとんどの方が、何かを妥協して就職先を探している事でしょう。

人それぞれ重要とするポイントは違うと思いますが、今回は私がオススメする求人広告欄をチェックする際のポイントをいくつか挙げてみました。

参考にしていただけたら嬉しいです。

歯科医院へ転職する際に、求人広告欄をチェックする際のポイントは3つ

歯科医衛生士が、求人広告欄をみるポイントは3つあります。

  1. 診療科目について
  2. 給与、昇給・賞与の有無
  3. スタッフ構成や雰囲気

この3つがポイントになります。

❶ 求人募集の「診療科目」欄 歯科衛生士の転職

歯科医院の求人広告欄をチェックしていると、診療科目の欄があります。

その歯科医院の看板などにも「インプラント、小児歯科」などの文字が記載されている場合もあります。

これら診療科目の表示は、その歯科医院がどのような診療に力を入れているのかを知る手がかりとなります。

歯科衛生士さんによっては、

  • インプラント認定歯科衛生士の資格があったり、
  • 矯正歯科での勤務経験があっあり、
  • 小児歯科専門の歯科医院での勤務経験があったり、

それぞれの得意分野を持つ人もいることでしょう。

自分のやってみたい分野、得意とする分野の診療科目に力を入れている歯科医院を選択する事で、これまでの自分の経験や知識を最大限に生かす事ができます。

歯科医院側も、専門分野に特化した人材を確保したい傾向にありますので、転職の際には診療科目は必ずチェックした方が良さそうですね。

その他にも、

  • 院長先生の出身大学や、
  • これまでの経歴

などが歯科衛生士の転職サイトなどに載っていたりするので、その情報もとても参考になります。

また、向上意識が高い歯科衛生士の方は、これまで自分が学んできた分野以外の事に力を入れている歯科医院を選んで応募してみるのも面白いかもしれません。

❷ 「給与、昇給・賞与」欄 歯科衛生士の就職

2つ目にチェックすべきポイントは、給与、昇給・賞与についてです。

歯科医院に勤務した経験がある人は分かる人もいると思いますが、実際に勤務したら求人広告の内容と違っていた

…なんて事はありませんか?

気をつけなければならない点は、求人広告に載っている

  • 給与額
  • 昇給
  • 賞与

については、あくまでも目安と記載されている事が多い!ということです。

就職してからすぐに求人広告通りの給与額がもらえるわけではありません。

ほとんどの歯科医院は試用期間がありますので、目安よりもマイナスになる事もあります。

私の周りでは、試用期間が数週間〜3ヶ月など歯科医院によって期間が異なっていました。

給与額が「18万円〜」と載っていても、手取りの最低金額が18万円とは限りません

  • 資格手当や
  • 技術手当

などがあり、新卒の歯科衛生士だと、それらの手当が少ないのです。

数年間経験を積む事で、徐々に金額があがり、個人の能力によっても金額差が生まれます。

昇給は、年一回とする場合が多いですが、毎年のように定期的に昇給するとは限りません。

遅刻や欠勤、ミスが多いなど勤務態度に問題がある場合は昇給しない事もあります。

歯科医院によっては、ある程度の勤務年数が経たないと昇給しないという場合もあります。

私の周りでも、求人内容と違い、勤務して数年は昇給がなかった!といった人が何人もいました。

あくまでも、昇給するチャンスが年に一度あることが多いと考えておいた方が良いでしょう。

ただ、歯科医院によっては、必ず毎年昇給するクリニックもありますので、事前にしっかり確認してみてください。

賞与については、ほとんどの歯科医院が「基本給×○ヶ月」と記載しているところが多いです。

しかし、入社して数年は賞与をもらえない事もあります。

その歯科医院の経営状態によっても、賞与が少なかったり出せなかったりと差があります。

または、能力の高い人にだけ支払われるなど条件が定められている場合もありますので、就職する際には、しっかり確認しましょう。

❸ スタッフ構成や雰囲気 歯科衛生士の求人募集

歯科医院を選ぶ際は、スタッフやその医院の雰囲気が気になりますよね。

確かに金銭面も大事ですが、仕事を長く継続していくためには雰囲気も大切です。

スタッフ人数が少なければ、その分忙しくなります。

歯科衛生士業務だけではなく、受付業務や電話対応などもしなければならないかもしれません。

逆にスタッフ人数が多ければ、非常勤歯科衛生士がいたり、シフト制の場合が多いです。

事前にクリニック見学する機会があるのであれば、スタッフ構成、一日の患者数、ユニット数などの情報を確認するようにしましょう。

また、医院全体の雰囲気(みんなでワイワイする感じか、静かでこじんまりとしている感じかなど)を把握して、自分に合う歯科医院なのかを見極める事が大切です。

私が考える、譲れない転職条件

私が転職する際に、絶対に譲れない条件は、金銭面です。

…と言いたいところもありますが、実際1つに絞るとすれば、スタッフや医院の雰囲気でしょうか。

人間関係が悪くて、医院の雰囲気も合わなくても絶対にお給料が良いところに勤務する!という人もいますが、

私はそのようなところでは継続して勤務できる自信が無いですね。

職場環境が最悪でも、お給料や、手当が良いなどの理由で就職した歯科衛生士の友人を知っていますが、やはり長続きせずに転職しています。

お給料がどうのこうの以前に、勤務が継続できない事には意味がありませんので、私はなるべくなら長くお付き合いできそうな歯科医院に勤務したいと考えます。

私が考える理想の職場環境(歯科医院)

私が理想とする職場環境は、アットホームな歯科医院です。

  • 歯科医師
  • 歯科衛生士
  • 歯科技工士
  • 歯科助手、受付

など全員が気軽に意見し合える環境が大切だと感じます。

歯科医院に限らずどのような職場でも、仲間同士でコミュニケーションを多くとっている職場ほど、相手との理解が深まり作業効率が良いように感じます。

上司によっては、厳しく意見する事だけが指導だと思っていらっしゃる人もいるかもしれませんが…。

「先生、〇〇な時には、〇〇したらどうでしょうか?」
「〇〇より〇〇の方が良いと思うのですが」

などと、上司に意見できる環境は自分を育てていく上で素晴らしい事だと思いませんか?

  • イライラしている
  • 忙しそう
  • スタッフの仲が悪そう…

患者さんは医院の雰囲気を敏感に感じ取ります。

家族のようなあたたかい雰囲気で、患者さんとコミュニケーションを取る事ができたら、自分自身も患者さんも幸せではないでしょうか。

皆さんも、素敵な歯科医院に出会えますように☆

POSTED COMMENT

  1. konaka より:

    参考になりました。ありがとうございます。

  2. 歯は大事 より:

    要点がまとめられていて参考になりました。
    今後について考えます。

  3. りんか より:

    譲れない条件は金銭面ではなくスタッフや医院の雰囲気、という意見に一票。
    産休明けに元勤務先の衛生士枠が埋まっていたので、ネットの募集広告で好条件の医院に再就職、駅近で周辺相場よりも給与が高い上に週休2日でしたが、あまりにも独特な雰囲気と独特な治療方針に違和感を覚え、試用終了時に退職しました。
    募集広告で目に付くほど高い給与の場合、理由をしっかりリサーチした方が良いです。

  4. サリハ より:

    育児が落ち着いたら復職したいと思っているので、とても参考になりました。

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