就職・転職

仕事を辞めたい!⇒仕事が辛い歯科衛生士の方へ【転職という選択肢も】

現役・歯科衛生士
現役・歯科衛生士
仕事を辞めたい!と思っている歯科衛生士の方は読んでください。

皆さんは今の仕事、職場は楽しいですか?

歯科衛生士を目指して頑張って資格を取得し、これから歯科衛生士として歩んで行こうと決めている人もいるでしょう。

歯科衛生士はとても魅力がある職業ですが、どんな仕事でも日々の仕事の中で辛いと感じてしまう事があるはずです。

今回は、歯科衛生士として働いていて仕事を辞めたい、辛いと感じている方へ向けて記事を書いてみました。

仕事を辞めたい、辛いと思うよくある3つの理由

❶院長先生と合わない

もうこの理由は鉄板ネタですよね。

多くの歯科衛生士の方が抱えている悩みではないでしょうか?

歯科衛生士が仕事で悩みを抱えている理由のトップ3に必ずといって良いほどこの理由が入っている気がします。

私の周りでも、ごく少数は院長先生と合うと感じる人はいるものの、その他のほとんどの歯科衛生士は院長先生と合わないため、仕事がやり辛いと思っているようです。

歯科衛生士の悩み…と検索してみると院長先生ネタは必ず出てきますよね(^^;)

では、なぜ多くの歯科衛生士は院長先生と合わないと感じているのでしょうか?

歯科医院の院長先生は、自分の親が歯科医院を経営している、または歯科関係者であり、その流れで自分も歯科医師を目指す方が多いです。私の学生時代に講師として来ていた先生方もほとんどがそうでした。

そのような特殊な環境下を経て歯科医師となった方々は、良い意味でも、悪い意味でも個性的な方が多いように感じます。

もちろん、スタッフとの関係が良好な歯科医院もある事も知っていますが、残念ながらそうでない環境下で働いている歯科衛生士の方々がいらっしゃるのも事実です。

歯科医院は小規模な所が多く、その中でトップに位置する院長先生はどうしても「自分が1番だ!自分の考えが正しい!」というような考えになりやすく、ワンマンになりがちのように感じます。

そして、一番厄介だと感じたのは家族で歯科医院を経営している事です。

家族間の揉め事を持ち込んだり、ケンカ後機嫌の悪いまま診療をしてスタッフに当たったりする時がありました。

後は、夫婦で経営している歯科医院などは、スタッフと院長先生が仲良く話しをしているだけで院長先生の奥さんから目を付けられて辞めさせられた…といったような話しも聞いた事があります。

❷スタッフ間の人間関係

こちらも歯科衛生士の悩みトップ3に入っている事が多いです。

スタッフとの関係が良くないと毎日がとっても憂鬱ですよね。

その中でも必ずといっていいほど、お局さんの存在があります。

すごく丁寧に仕事を一から教えてくれて頼りがいのあるお局さんもいれば、「なんでそんな事も出来ないの?」などと嫌味を言うお局さんもいます。

すごく悔しいですが、就職したてでまだ仕事を覚えていない自分には言い返す余裕もありませんよね。

後は、やり方が分からなくても教えてくれない。聞いても、溜息などをつかれたり、無視されたりする事もあります。

歯科医院によっては、お局さんが歯科衛生士ではなく、勤務歴が一番長い歯科助手の場合もあります。

そのため、自分が歯科衛生士として数年経験を積んでいった時に、そのお局歯科助手さんとうまく付き合っていく必要があります。

❸患者さんとのやり取りが上手くいかない

意外にも患者さんが原因で辞めていく歯科衛生士の方もいらっしゃいます。

自分が担当していた患者さんが、インプラント手術や抜歯、スケーリング治療などをする時、

「前回の説明と違うじゃない!」
「歯石取るのってこんなに痛いの?もう信用出来ない!」
「あなたの事を皆んなに教えるから名前教えなさい!」

などなど…様々な苦情を言われる事もあります。

自分はこうやって説明した。と思っていても、患者さんにはうまく伝わっていない時もあります。それが後々「話しが違う!」というようなトラブルの元になるのです。

勤務歴が長く患者さんと信頼関係が良好であればあまり心配はいらないですが、少し気難しい患者さんは「新人歯科衛生士」というだけで、担当を外してくれと言う事もあります。

ある患者さんに同じ説明で、同じ治療をしたとしても、その患者さんによって治療に対する理解度や、痛みの閾値も全く違うので、ある程度仕事に慣れてきたら、患者さんを見極める事も大切です。

ちょっとこの人難しそうだな…と思った時は話す事一つ一つに気をつけて、対応が難しい場合は先輩歯科衛生士か、院長先生に対応してもらう方が余計なトラブルを回避する事が出来ます。

モンスターペアレントならぬ、モンスターペイシェント(ペイシェント=患者)はどこにでも存在しますので、自分が不利にならないような心構えが必要です。

ただ、そのような患者さんの対応に慣れておく事も勉強の一つですので、無理のない程度に対応してみるのも良いでしょう。

上手く切り抜けた時、自分の自信に繋がります(^^)

私が仕事を辞めたいと思った瞬間

私が仕事を辞めたいと思った瞬間は、自分が歯科衛生士が向いていないんじゃないかと感じた時です。

私が初めて勤務した歯科医院は、私以外は全員歯科助手さんという勤務形態でした。

そこは規模も小さいためか、歯科助手さんが歯科衛生士と同じ仕事内容をしている歯科医院でした。

最初は気にしていませんでしたが、やはり資格を持っている新人歯科衛生士と、資格を持っていない先輩歯科助手の間にはかなり溝がありました。

新卒でまだ仕事も上手くこなせいとなると当然先輩助手さんから目をつけられていました。

自分は歯科衛生士なのに仕事をこなせない。

歯科助手なのに歯科衛生士より仕事が出来る事に段々と嫌気がさしていきました。

ある日、「歯科衛生士より〇〇の方が向いてるんじゃない?」と言われた瞬間、もうこの職場にはいたくないと思いました。

そんな日々を過ごすうちに、自分は歯科衛生士でなく他の職種の方が向いているのではないかと思うようになってしまいました。

仕事を辞めたくて辛い時に、仕事を続けるために実践していること

私はどうしても辞めたくなった時、辛い時には、「せっかく学校に通って資格まで取ったんだから負けない!」と思っていました。

新人の時はどんな職業でもミスはして当たり前。

怒られたり、陰口を言われて当たり前だと思うようにして、どんな状況でもマイナス思考にならないようにして自分の気持ちを高めていました。

院長先生から何か嫌な事を言われた時は、

「心がせまいな〜」
「家庭で嫌な事でもあった?」

などと思うようにしていました。

スタッフ間の問題に関しては、面倒だと思う事には深入りしないようにして、ある程度は話しを合わせるようにしていました。

患者さんに関しては、明らかに理不尽な言い分の患者さんでない限り、自分の実力不足でトラブルになる場合もあるので、時と場合によって自分の知識を見つめ直したりする時があります。

どうしても我慢できない

何をしても、どうしても転職したいと思う方もいるでしょう。

そのような時は、転職した方が良いです。

ストレスが多い職場では疲れてしまいます。

いくらお給料が良いとしても心や身体を犠牲にしてまで仕事をする必要はありません。

現在の職場が院長先生や人間関係、勤務形態などが最悪でも、転職先がとても自分に合う可能性は充分にあります。

私の周りでも、何人もそのような経験をしたとの報告があります。

人それぞれに合った職場環境がありますので、自分が気持ち良く働ける職場選びが必要です。

転職する時に気をつけるべきこと

歯科業界、とくに歯科医院同士(同じ地域同士の歯科医院など)は情報が回るのが早かったりします。

例えば、あの子〇〇が理由で〇〇歯科医院を辞めたらしいなどといった噂はあっという間に広がります。

「なんでそんな事まで知っているの?」

といった事まで知っている場合もあります。スタッフ同士が繋がっているケースも珍しくありません。

なので、転職先を選ぶなら現在の職場とあまり繋がりの無いようなところにするのも良いでしょう。

後は、希望する職場があるのであれば必ず見学に行った方が良いです。

ネットや人の噂などの情報だけでは、不十分だからです。実際に目で見てみないと分からない情報がたくさんあります。

転職を検討している歯科衛生士の方へ

自分はどんな職場で働きたいのか明確にしておく事が大切です。

また、何を重視するのか決めておくと良いでしょう。

  • 自分と合いそうな院長先生がいる職場?
  • 人間関係が良い職場?
  • 患者層が良い職場?
  • お給料が良い職場?
  • 待遇が良い職場?
  • スキルアップが望める職場?

皆さんはどんな職場で働きたいですか?

全部良くて最高な職場があったら良いですが、かなり難しいでしょう。

必ずどれかは犠牲にしなければならないはずです。

働くうえで、これだけは!ここだけは譲れない!と条件を整理しておくと、職場選びが楽になるのではないでしょうか。

どうせなら働くなら楽しい職場が良いですよね。
皆さんも、理想の職場を探してみては?(^^)

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