高卒認定試験に合格しても意味ないって本当?
まず、高卒認定試験のことを、知らない人が多いので、順番に説明します。
略して「高認」、正式名称は「高校卒業程度認定試験」と呼びます。
この高卒認定試験とは、
「高校を卒業していないけれど、この人は高校卒業程度の学力があります」
ということを、国が証明してくれる試験です。
具体的には、たとえ中学卒業資格しかない人でも、社会生活のあらゆる場面において「高校卒業者」と同じ扱いを受けることができるようになります。
受験者の立場からすると、
この試験に合格すれば、「高校卒業程度の学力があることを国から証明してもらえました。だから、私を高卒資格保有者と同じ扱いにしてください」
と主張することができるようになります。
高卒認定試験 =高校卒業
このことは、現代社会においても、大きな意味を持ちます。
進路・就職・お給料など、あらゆる面において不利な待遇を受けることがないのですから、高卒認定試験に合格することには「大きな意味」があるのです。
高卒認定試験に合格することのメリット
高卒認定試験に合格することによるメリットについて、具体的にみていきましょう。
① 大学・専門学校に進学できる
高卒認定試験の合格者は、半数以上の方が進学を希望し、実際に入学していきます。
高認出身者は、難関有名大学に進学する方が多いです。
高認合格者は、一般受験の他にも、総合型選抜入試・社会人入試・推薦入試での受験も可能です。
② 資格試験を受験できる
高卒認定試験に合格すると、資格試験を受験することも可能になります。
高校卒業資格を得ることなく、社会人として働き始めると、専門知識を得て安定した仕事に就きたいと考える方が多いようです。
「幼稚園教員」「保育士」「教員」
「栄養士」「美容師」
「国家公務員採用一般職試験」
など、多くの専門的な仕事で働けるチャンスが増えていきます。
③ 採用試験の受験資格も
実際に就職したり、アリバイトをするときにも、高卒認定合格者であることは有利に働きます。
民間企業においても、高校卒業者と同等に扱ってもらえることが多くなります。
就職の機会も増えるし、お給料の金額にも直結することになるでしょう。
高認合格⇒進路の選択肢が広がる
実際に、高卒認定試験の合格者のうち過半数が、就職するか進学をしています。来年の進学準備をしている人を入れると75%以上もの割合です。
大学・短大へ進学 | 29.5% |
---|---|
専門学校へ進学 | 15.3% |
就職 | 8.9% |
来年の進学準備 | 23.4% |
公務員試験の受験準備 | 0.5% |
その他 | 22.3% |
高等学校卒業者程度認定試験合格者の進路状況に関する調査
(平成23年度、文部科学省)
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