歯科衛生士の転職、退職の理由は様々ありますが、円満退職するためにはどのようにしたら良いでしょうか。
円満に退職するためには、ネガティブな理由や、批判的な理由は相応しくありません。
今回は私が思う円満退職についてまとめてみましたので、参考にしていただけたら嬉しいです。
よくある「間違った」退職理由
よくある退職理由の一つとして、「引っ越しするので辞める事にしました」と院長や同僚に伝える人がいますが、私はあまりオススメはしません。
なぜなら、もし万が一、なんらかの理由でまた近くの歯科医院で勤務する事になった時に困るからです。
しかも歯科医院同士での情報の流通は早いです。あそこの歯科医院を引っ越しするからと言って退職したのに、また近くの歯科医院に勤務したみたいだ、といった事はあっという間に同僚に伝わるでしょう。
人に何を言われようが気にしない人なら良いでしょうが、新しい勤務先で働きにくくなる可能性があります。
引越しを退職理由とすることは、間違いだと思います。
歯科医院の院長に対する、退職理由のベストの伝え方
やはり1番多い退職理由としては、結婚や妊娠を機に辞める、という事でしょう。
ですがあまりに多くの人が利用する退職理由なため、「またその理由か」ぐらいにしか思わない院長先生もいるでしょう。
本当に結婚や妊娠を理由として退職する人もいれば、円満退職をするための理由として利用する人も多いはずです。
私が思うところ、退職理由としては前向きに
- 自分の視野を広げるために、または、
- もっとスキルアップするために他の歯科医院でも働いてみたいと思う、
といった事を率直に伝えることも良いと思います。
歯科医院の職場スタッフに退職を伝える時に気をつけるべきこと
いくら仲の良いスタッフにも、マイナスのイメージがあるような退職理由は言わないようにしましょう。
どんなに仲が良くても、あくまでも仕事上の仲間です。
もし仮に、院長先生やスタッフの誰かと「相性が合わなくて退職する」といった事を仲の良いスタッフに話したとします。
その話が広がり、次に勤める歯科医院に広がっていたとしたら…
転職面接する時点で不利になりますよね。
皆さんが思っている以上に、歯科業界では、いろんな噂がたちまち広がります。
“口は災いの元”
辞めるからといって、同僚にも余計な事は言わない方が身のためですよ。
なんだかんだで結局は皆んな最後は、自分を守りますからね〜(^^;)
歯科医院に退職を伝える時期は?
なるべく早く伝えること
自分が辞めたいと思っている歯科医院の場合は、他のスタッフも退職を考えている場合もあります。
他のスタッフが先に辞めてしまうと、人手が足りなくなり忙しくなる事が考えられますので、辞めにくくなります。
ですので、退職を考えているのであれば、なるべく早い時期から「○月○日で退職させていただきたいです」とあらかじめ院長先生に伝えておくと良いでしょう。
私が前に働いていた歯科医院は、小規模で歯科衛生士などのスタッフも少なかったのです。1人スタッフがいなくなるだけで治療が回らなくなるので、退職を考えていた人は前もって早めに伝えていました。
扶養・保険にも注意!
それから保険の事ですが、既婚者で退職した後に旦那さんの扶養に入る可能性のある人は、年間所得の合計によって扶養となれない場合があるので気をつけて下さい。
実際に、年間所得が規定となる金額を越えていたために、扶養になれず、国保に加入しなければならなかった例もあります。
年間の所得の合計で決まりますので、自分は金額がいくらを越えると扶養になれないのかを把握し、年間所得がその規定の金額を越える前に退職する方が賢いです。
そもそもですが、転職先を確保してから辞めるべき?
転職先を確保してから退職するか、退職してから勤務先を決めるか迷う人もいるかと思いますが、私は転職先を確保してから退職する事をお勧めします。
その理由は収入面での問題です。
退職すると収入が無くなりますので、早めに転職が成功しないと焦りますよね。
雇用保険に加入していた場合は、申請さえすれば一定期間の間だけ手当をもらう事ができます。
しかし、一定の期間だけですので、もしも転職先がなかなか決まらないでいると不安な気持ちになります。そのような事を考慮しても、転職先を確保してから辞める方が都合が良いのです。
円満退職することが大事!
院長先生やスタッフと合わないから退職するなどというよりは、円満退職した方が次の就職には有利になります。
退職すると決めたのであれば、早々に退職理由を伝えて、キッパリと辞める事が望ましいでしょう。
ずるずるといつまでも退職日をずらしたりする事で、現在の職場にも、転職先にも迷惑をかける事になりかねないので、自分の意思をはっきりと伝えましょう。
また、退職すると伝えたその日に辞める人もいますが、医院を困らせるために辞めたと思われる事もあるので、様子を見ながらある程度計画的に進める事も必要です。
立つ鳥跡を濁さずという言葉があるように、自分が請け負っていた業務の引き継ぎもまた、退職する側の大事な役割だという事も覚えておきましょう。
辞めたいときに円満に退職する方法が勉強になりました。
悪い例と良い例が記載されていてとても分かりやすかったです。
転職を考えているので、参考にさせていただきます。ありがとうございます!